見出し画像

6年後の1月 #校長室からの風景

  ♪君と夏の終わり 将来の夢 大きな希望 忘れない
  ♪10年後の8月 また出会えること 信じて
  ♪最高の思い出を…(作詞:町田紀彦)

夢や希望を語り合った友との切ない別れ(転校?)をうたった名曲、ZONEの「secret base~君がくれたもの~」の歌詞の一部です。

さて、3年生は、夢や希望を叶えるためとても10年後まで待てない時期になりました。先に行われた共通テストの自己採点をもとに臨む、2月3月に行われる国公立二次試験及び私大入学試験が目前です。本校は昨日から3年生は自宅学習期間に入り、それぞれの入試に挑みます。

授業は行われませんから、先生は一休み…とはなりません。試験日や移動日などを除いて3年生は続々登校し、過去問(いわゆる赤本)の添削指導等を受けています。教員は生徒個別対応のため、1日に何題もの大学入試問題を解き、赤ペンを入れ、解説指導を行います。ある意味、授業よりもタフな毎日です。

私(校長)も当然国語の指導担当です

生徒は生徒で、大学の過去問を複数題毎日解いて、添削を受け、解答直しをし、傾向と対策を詰めて本番に臨むという教員以上にタフな毎日を過ごします。

生徒も先生も、原町高校挙げての総力戦の2~3月です。

ところで、私(校長)が国語科だということで、大学入試国語で高得点をマークするのに、小学生や中学生の時からどんなことをやっておけばよいですかと聞かれることがあります。この場を借りて私見を申し上げれば、

1 小学校6年生ぐらいから共通テストの現代文を親子一緒に解いてみる(1問でも当たったら手放しでほめてあげてください)

2 小学校6年生ぐらいから毎年の東大(京大)の現代文の本文を親子で読んで、その内容について話し合ってみる(わからないで構いません。親がわかっても、一緒にわからない考えるという演技が大切です。)

読書はもちろん大切なのですが、ライトノベルばかり読んでいても読解力は向上しません。とはいっても、興味の薄い新書を一冊読み切れと言ってもつらいだけ。入試の本文は短くてまとまりがあり、求められるレベル感を理解するのにも最適です。

もし、こちらの読者で小学校6年生をお持ちの保護者の方がいれば、ご参考に。(中学生から始めてももちろん良いですよ)

6年後の1月そして2月にはこんな文章に出会う日がやってきます。
共通テスト国語問題
東京大学国語