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ensemble #校長室からの風景

 ensemble(アンサンブル)というと、音楽でのアンサンブルが想起されることが多いですが、フランスでは音楽以外にもファッションの世界で、最初から組み合わせることを想定している服などにも使われる用語のようです。服でも楽器でも一点一点の出来とともに、組み合わせた時のコーディネートが大切であるところが共通点ですね。

 さて、先月、アリオス(いわき市)で第52回福島県アンサンブルコンテストが開催されました。

ファッションではなく音楽のアンサンブルです

本校からは2組がエントリーとのことで、鑑賞してまいりました。

まずは、Flame of Gehenna For Solo Marinba & 2 Percussionists を演奏した

打楽器三重奏チーム

演奏順が強豪校打楽器五重奏の迫力演奏の直後という演奏くじ運のなか、対照的に繊細なメロディラインを際立たせた演奏が魅力的でした。

次に、Elegy from Sado-jowaを演奏した

木管八重奏チーム

佐渡情話」という悲哀・悲恋の物語を若い高校生がどう理解(解釈)して演奏するか楽しみに鑑賞しましたが、なんのなんの、島の娘の感情を見事に表現していると感じる演奏でした(素人の感想です)。※ちなみに美空ひばりの解釈はこちら→「ひばりの佐渡情話

どちらのチームも、一人一人の演奏の巧みさに加え、アンサンブルとして調和がとれた素晴らしい演奏でした。

結果は、どちらのチームも金賞を獲得。上位大会にこそいけませんでしたが、これからの成長がさらに楽しみな結果となりました。

本校吹奏楽のブルージャケット(アンサンブルファッション)を東北や全国でお披露目できる日を待ち遠しく感じております。