こんにちは！生徒会規約第７章第４３条に「学校長を以て本会の最高顧問とする。」と規定されている者です。これまで、最高顧問などと呼ばれたことがないので、ちょっと気恥しい…。

　さて、去る２５日に令和６年度の生徒会総会がありました。年度初めの総会は、昨年度の会務報告と決算承認、本年度の会務計画と予算案の承認。どこの学校でも定番…というか、それがないと行事も予算執行もできませんからね。

　ただ黙って流れる総会ではなく、しっかりと質疑応答が行われています。

　私の高校時代の生徒総会はカバン💼自由化などで議論白熱でしたし、教員になってからも、予算案否決や行事案否決の生徒会総会を見たことがあります。今回の総会は、質疑はありましたが、執行部および各委員会の提案どおりにて可決。

　せっかく最高顧問となったので、何か言おうかと思っていましたが、生徒会規約前文を読んで…

前文
　我等原町高等学校生徒会会員は相互の理解と共同により、会員の自主的精神によって自らが選んだ代表者を通じて行動し、人間としての尊厳に基づく秩序を保ち、会員相互の福祉を増進せん事を念願し、よりよき校風を樹立し且つ育成せん事を意図してここに生徒会規約を定める。
　本来生徒会は学校運営の権限の一部を委譲されたものでなく、会員の自主的精神を高揚し、来るべき社会生活に対する修練の場として存在するのであって、それは会員が学校社会の一員として十分な自覚と責任とを以て学校生活活動に参加する組織であり、学校と生徒との信頼の上に築かれたものである。我々は友愛の精神を以てこの崇高な理想と目的の達成にまい進することを誓う。

　昭和２６年制定時の言葉遣いで書かれた前文が、現代のwell beingや主体性を先取りする内容であることに感心。

　この生徒会なら最高顧問出る幕無し　と悟った次第です。