箏(こと)と源氏と子守歌 #校長室からの風景
現在放映中のNHK大河ドラマ「光る君へ」はご覧になっていますか。描かれる舞台が舞台だけに、合戦シーンが全くない(政争はありますが)雅(みやび)な描きで、私(校長)の年老いた父母は、日曜18時BSでみて、20時総合で見て、週末土曜13時の再放送を見るという熱の入れようです。正室や側室、妻や妾、兄弟姉妹、それぞれ子など、人間関係も複雑なので数度見るとよくわかるのでしょうね。
国語科教員としては、当時の日記や物語に基づくシーンにくすぐられ、にやにやしながら見てしまいます←傍から見たら異常ww
主人公の藤式部(まひろ)が物思いにふけるとき、自宅の柱に寄りかかって琵琶を奏でるシーンはよく描かれていましたが、源氏物語では箏を奏でるシーンも多いので、なかなか描かれないなあ(見逃していたのかもしれませんが…)と思っていたら、やっと、中宮彰子が敦成親王(のちの後一条天皇)を出産しての「御五十日(おほんいか)の祝い」のシーン右隅に箏を合奏する女房の様子が描かれました。
さて、先日校長室にて執務をしていると音楽の先生のお招きがありました。
行ってみると
箏の合奏のおひろめのようです。
中国地方の子守歌という曲です。
演奏が始まると、
平安絵巻に紛れ込んだような素晴らしい時間を過ごさせていただきました。(子守歌で夢見心地なの?ww)
ちなみにこれは、部活動ではなくて音楽の授業です。本校には、こんな雅な時間(学び)があるんです。