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一月の勝者 #校長室からの風景

 2月1日の朝、東京のいわゆる御三家と呼ばれる中学校の前には、何十人もの塾の講師が、所属する塾名の入った幟や横断幕をもってずらっと並び、受験をする塾生(小学生)の手を一人一人握り、声をかける風景が広がります。指導を担当した講師を見つけた小学生は、握手とともにパッと明るい顔になり、あるいはぐっと真剣な顔になって校舎の中に入っていきます。

 このような塾の様子は、漫画「二月の勝者-絶対合格の教室-」の中に描かれて、この漫画はドラマ化もされました。
 ちなみに、本県教育委員会の教育総務課長はご自身の塾講師の経験をnoteの中で少し触れていますね→2024年12月号編集後記「大学に行くとは、『海を見る自由』を得るためなのではないか。」教育総務課長 柾木 渉

さて、話題は小学生ではなく高校生。

全国の高校生約49万5千人が受験する共通テストが先週末実施されました。

相双地区の会場は本校です。

この日ばかりは、校長(私)も校門の内側に一歩たりとも足を踏み入れることができません。

なので、

校門前で

来る生徒来る生徒に声かけ、握手、肩ポンポン

先生を見つけて

パッと明るくなって一言二言、「問題取り違えるなよ!」「わかってま~す」「よし、行って来い!」

何やら袋を差し出し

「朝ごはん食べた?」「はい」「じゃあ1科目目終わったら…

飴なめて、糖分補給ね。はい、飴ちゃん」

「ありがとうございまーす」「落ち着いて受けるんだよ!」
先生と会話して、日常を少し取り戻して、

会場に入っていく本校生

一月の勝者はきっと君たちに違いない。がんばれ受験生!