車いす #校長室からの風景
家庭科といえば、小学校の調理実習で「ほうれん草のバター炒め」、中学校技術で木工「椅子づくり」、高校(男子校)で家庭科の科目はありませんという方は、たぶん私(校長)と同年代。
高校で男女隔てなく家庭科必修となったのは平成元年度の指導要領改訂からだったと思います。
さて、過日、授業時間に校長室近くの正面玄関から生徒の賑やかな声が聞こえてきました。
車いすを使った介助の実技授業でした。「生活と福祉」という家庭科の科目での学びです。
もちろん、本校正面玄関には車いす用スロープはありますが、今回は実技の学びですからね、あえて段差に挑戦。
介助される側も体験して、操作スピードにも気配りが必要だということがわかります。
進学指導重点校として指定を受けて、大学受験を目標としたカリキュラム編成の本校ですが、社会の成員として大切な素養がしっかり学べる学校でもあります。