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ジェンダーバイアス #校長室からの風景

 ドラマ「おれは男だ!」の森田健作のイメージが強いからなのか、剣道というと男性の姿が先に浮かびますね。放映時期(’71~’72)に私(校長)は小学校低学年なので、再放送を見たのでしょうか。
 逆に映画「時をかける少女」(アニメ版ではない)の原田知世、映画「アイコ十六歳」の富田靖子を見て青春時代を過ごした私は、弓道といえば女性の姿が先に浮かびます。
 何気ない日常の積み重ねが、ジェンダーバイアス(性差による固定観念)を生むひとつの例ですね。

 さて、5月2週目の土日(11日12日)を中心に、高校総体相双地区予選が行わていました。校長には地区の競技専門部の部会長という役があります。私は剣道、弓道なので、そちらの競技を観戦。

南相馬市弓道場

真野交流センター

との間を、掛け持ちで行ったり来たりです。

こちらは剣道。

女子個人戦

一閃という言葉がぴったり。古いコンデジのスポーツモードでは剣先の動きがぶれてしまうほどの速さです。

男子個人戦

気合の声とともに繰り出す太刀筋。素人には入ったのか入らなかったのか…一瞬過ぎて見分けがつきません(浅い!と隣でつぶやく顧問にも驚愕)。

こちらは弓道。

男子団体決勝

この後、矢を放つまでの所作があるのですが、ピンと張りつめた場の空気にとてもカメラを向けることができません。

女子団体決勝

静寂の中に、弓をはじく音、矢の空を切る音、的を破る音。「よし」という掛け声。この空間にシャッター音は無粋すぎてとてもとても。本当は立ち姿をカメラに収めたいところですが、我慢です。

動の武道と静の武道の対比。
活躍する本校生の姿に男女の差はありません。