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トレンディ #校長室からの風景

 トレンディといえば、「斎藤さんだぞ!」のトレンディエンジェルを思い浮かべるあなたは相当若い。
 織田裕二吉田栄作石田純一三上博史江口洋介……、鈴木保奈美浅野温子浅野ゆう子山口智子安田成美……、80~90年代のトレンディ俳優を思い浮かべたあなたは、私(校長)サイドです。
 そんなトレンディ俳優が出演するのがトレンディドラマ。トレンディドラマという言葉は和製英語だそうで、華やかな都会で当時最新の流行やファッションを身に着けた若い男女の、軽めの恋愛群像を描くのが時代のトレンドをとらえているというような意味だったのかもしれませんね。

 さて、先月の期末考査の午後、廊下を散歩していると情報室にたくさんの人が集まっています。考査中の午後は、生徒の考査対策時間確保のために、集会とか課外とかやらないのが普通なんだけどなあ。

覗いてみると

小論文・志願理由書の指導

ん?
「指導」?
…ということは

受講しているのは本校のプロ教師

大学入学定員の約半分が秋入試(総合型選抜、学校推薦型選抜、AO選抜)で決まってしまう昨今、そこで課せられる志願理由書、小論文、面接は社会にある様々な課題に関して、問題意識や意見などをより具体的に述べていく必要があります。
まさに時代の「トレンド」に関して意識を持ち、考え、意見し……という日常的な活動が求められています。

当然、指導する私たちも「トレンド」についてアンテナを高くするだけでなく、それに関する社会的趨勢(これもトレンドですね)を学び続ける必要があります。

課題となるトレンドをどう読み解き、意見につなげるか
実際の解答を添削する実践的な学び
課題を読み込み、トレンドに合わせた指導方針を検討

 こうして、個人にブレない組織的な指導体制が組まれていくわけですね。

 いうなれば本校は、進学指導に関して織田裕二や鈴木保奈美のようなトレンディ教師がそろう、トレンディハイスクール(和製英語)なのです。